session:4 ゲイとか家族とか愛情とか「メゾン・ド・ヒミコ」
注意:ネタバレしまくってますので、既に見たかたか、事前知識があっても気にならないかただけどうぞー。

<ご存知ないかたのためにちょっとだけ解説>
ゲイ専用の老人ホーム。それだけでも、すでに異例の舞台。
しかし、本作が語るのは、優しい愛の物語だ。ホームのオーナーであり、末期ガンで死が間近に迫るヒミコ、彼を見守る恋人の青年・春彦、
そしてヒミコの実の娘・沙織。3人が織りなす人間関係は、屈折しまくって複雑だが、ホームの住民らとの交流で、沙織が人を愛そうとする
過程が、感動的に綴られる。(amazonより一部抜粋で紹介)
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※オレンジの小さいテキストは、じょりぃによる注釈やコメントです。
ミント:
オダジョーがよかったなー。
色男オダギリジョー/晴彦
じょりぃ:
うん。それはワタシも思います。色気があったしね。
コウもかわいい。
ミント:
柴咲コウは普通のOLさんってことで、あんなに眉毛が太いの?
整えてないだけなんだろうけど、わたしも伸ばしたらああなるよ(笑)小学生のときああだったなあ。
眉毛な柴崎コウ/沙織
とぽ:
眉毛はっきりある人うらやましいー。私すかすかなんですよ、伸ばしても。
じょりぃ:
ワタシの最大の感想は「日本語字幕つけてくれ」でした。
何言ってるか全然わっかんねえ。
とぽ:
日本語字幕、すごくわかります。
私イヤホンして見ましたもん。
じょりぃ:
オダギリやヒミコの声が聞こえないのでボリュームをウソみたいに上げておくんですが、
レインボーなんたらのアニメのシーン(※劇中劇です)で急に音がでかくなり、家がきしみましたよ!
ミント:
しょっぱなからオダジョーの「白いハイウエストホワイトジーンズ」が気になって気になって。ゲイパンツ?
でも途中で普通のパンツもはいてたから、あれは何だったのかね。最後のほうでもまたはいてたけど、まあいいか。
じょりぃ:
あれね!うちでもずっと気になってましたよ(笑)
きょんは「尻が」って言いっぱなしでした。
きょんもナナも、男性のお尻はすごーーーく気になるみたい。
あのパンツ、細くて足が長くないと履けませんね。
キムタクじゃ絶対無理。
ミント:
そうよねー。オダジョーくん、普段はべつに好きじゃないんだけど。売れてるの、わかるね。
(※あらためて見てみたら、特に足が長いわけでもなかったかもです、オダジョー・・・)
ミント:
ゲイのおじ様たちもおもしろかった。おじちゃんのギャグにいちいち受けちゃった。
あれ、毎日聞くのは辛いけど、2時間(途中で死にそうになったから1時間ね)なら聞きますよ。
でも引き取られていくルビーさんはせつなかったな。あそこで最期まで見てあげたかったじゃない。
「かぶら漬けどお?」なルビーさん。
じょりぃ:
金銭的に無理でしょうねー、やっぱ。
でもあれがレズのホームだったらみんなして看てあげられたりするのかもですね。
とはいえ、最期を家族のところで迎えられるなら、ルビーさんにとっても息子にとっても悔いの残らない形と考えることもできますよね。
ルビーさんはもう何もわからないかもで、息子は腹を立てたり悲しんだりかもしれないけど。
とぽ:
そうか、そういう捉え方もあるんですね。
私はルビーが望んだ場所で最期を迎えられない、ということに単純に悲しくなっちゃったんですが。
じょりぃ:
うん。それはさびしいよね。仲間もさびしく思うだろうし。悔いも残るし。自分たちを責めそうだし。
でも孫に書いたまま出せずにあった、たっぷりのハガキを見ると、
最後の最後で本人の意思ではどうにもならない状態になってから家族の元に戻ることになったのは、
運命のやさしさだったのかなあ、とかキザなことを思ったりもします。
ミント:
あと、家族を置いてゲイの世界に飛び込むってやっぱり子どもには辛いんだろうなーと、まじめに考えたり。だな。
とぽ:
息子や孫が手術(※性転換だか乳房形成だか)のことを知ったりしてもそれを最終的に受け入れられるとしたら、結果的にはそっちの方が良さそうかも、と思います。
でもそこまでいく葛藤も大変そうだなあ。ルビーさん本人が問いかけに答えてあげることができない状態だし。
じょりぃ:
それは息子にとってはつらいところだよねー。
答の出ない現実をつきつけられるのはしんどそうだ。
とぽ:
答えが出なくても現実を知るのと、何も知らないでいるのと、どっちがしあわせなんでしょうねえ。
私が家族の立場だったらどうかなあ。
その点、沙織はヒミコにいろいろぶつけられたのはラッキーだなあ、と思ったりして。
じょりぃ:
ね。
ヒミコのことを許せるかとか受け入れられるかとかは別として、自分の怒りや疑問に返ってくるものがあるのって大きいよね。
とぽ:
「好きよ」という思いも聞けたわけですしねー。
じょりぃ:
それはすごく大きいよね。

じょりぃ:
ルビーさんに関しては、時間が経つほど「これでよかったんだなー」って思えるのは家族の元に帰るという選択という気がワタシはしてしまいます。
今までナイショにしてたからなおのこと。
ルビーさんに恋人がいた、とかならまた感じ方が違うかもだけど。
ミント:
日本でやっぱり同性婚が出来ないから、死んじゃったパートナーのことは難しいしね。ああ。暗い未来。
とぽ:
家族に話してわかってもらってゲイである自分の人生を生きる、というのができれば一番いいんですよね。
理想かもしれませんが。
ミント:
あの男の子の行く末も見てみたい。
あの男の子。
じょりぃ:
あの男の子出てきてすぐに話の流れが読めてしまったのは、ワタシがゲイ側の人間だからなのでしょうか。
とぽ:
私もです。
ミント:
そうそう、わかりやすすぎる。かわいい顔してるし。
じょりぃ:
やっぱそうなのか(笑)
とぽ:
ウチの母親も見終わった後にはわかってたみたいですが、出てきてすぐはどうだったのかな。聞いてみようかしら。
じょりぃ:
きょんはワタシの解説がなければわからなかったみたい。
ミント:
西島くんとオダジョーのその後をやって欲しいね。
レズから見てもなんとなく色っぽいふたり。
とぽ:
西島くんはどっちもオッケーという設定だったのかなあ。その辺りがもっと知りたかった。
じょりぃ:
何かね、ヒミコのHPだか監督のインタビューだか読んだら「本能的な部分しかモノを考えない男」なんだって。
「食って寝て抱いて」みたいな。
だから「ゲイなんだ。ふーんそう」って感じ方しかしていなかったのでは。
とぽ:
西島くん、あまりにゲイに抵抗がなかったので絶対オダジョーと何かあると思ったらなかったですね。
じょりぃ:
あのふたりの絡みが見たかったよー。キスくらいはしてほしかったナ。
とぽ:
代わりに柴咲かー。つまんなーい。
と、思ってしまった私。
ミント:
わたしも思ったよ。
柴咲とのシーンもたいしてエロくなかったし。とどこまでもエロを要求するわたしたち。っと、連帯責任。
じょりぃ:
ワタシも思ったー。
ワタシがヒミコに今ひとつ感を思ってしまったのが、
「結局ヘテロ愛に結論というか重点を持っていきたかったわけぇ?」という、
レズとしてつまんねえなーというワガママ且つ、うがった見方があったからなのでした。
ゲイのための映画じゃないっつーのにね(笑)
とぽ:
私はここは逆に異種族間(笑)じゃないけど、「対象外」だったはずの相手に惹かれる感覚が好きだったかもです。
じょりぃ:
そういう風に考えれば良い感じですね。
たまにあるじゃない。ゲイレズを、ストーリーの幅を持たせるためだけの道具として登場させて
ラストは結局ヘテロな恋愛に収まってめでたしめでたし、みたいな。
あれと一緒じゃやだなーおい、と思ってしまったのでした。
とぽ:
でも、男女以外の絡みが少なかったのは確かにつまんなかったなー。
ホーム内恋愛とかあってもいいのにな。
じょりぃ:
ねー。
あのおっさんたちのいちゃいちゃぶりを見たいかどうかはさておきとして(笑)
ミント:
自分の感想を書いた後、人のレビューを見たりするんだけど、こんなのがあったよ。
抜粋します。
いやいや、普通のノンケの女の子の感想って、こうなんだろうなー。
*****
「ゲイの老人ホーム?」。
正直…「なにそれ?!」と面食らいました。
ただ自分の、想像力不足か…。
何かいまいちストーリーが飲み込めないところが
多々あって、手放しで「面白かった!」といえる
作品ではないかな?という感じ。
沙織と春彦がベットに入るシーンがありますが
途中で止めちゃいますよね…?アレはなんででしょうか?
沙織の言葉も意味もわからなかったです。
沙織が男の体じゃないから、結局春彦は止めたってこと?(悩)
*******
とぽ:
「さわりたいところないんでしょ」がわからなかったのねー。
あそこ、よかったのになあ。

じょりぃ:
うん。あそこはとてもよかった。
ひとことでいろいろな感情が読みとれるし。
沙織のやさしさも伝わってきた、ワタシには。
ミント:
よかったよね。切なくてね。
好きという感情はあるのに、それ以上にいけないなんてね。
でもそれが男にしか興味がないと言ったホントの自分なんだよ、ハルヒコくん。
「そうっスよね、ミントさん」と、晴れ晴れとした晴彦君。
とぽ:
でも、惹かれる気持ちがあっても「さわりたいところがなくて」セックスできないことってあるのかなあとあそこを見て思いました。
ミント:
ノンケの沙織には、オダジョーがおっぱいを手順として触ってるのがわかるから、ああ言ったんだろうね。
ほんとに触りたくて触ってるんじゃないんだよね。
ミント:
海が見えるゲイの老人ホームかー。いいなあー。

じょりぃ:
メゾン・ド・ミントつくってくださいよ(笑)
とぽ:
入居します!(笑)
2007.1談